ネタ集めについて

小論文では、基本的な知識がなければ書けない出題もあります。
そのため、日頃から次のことを心掛けると良いでしょう。

 

1.受験する学部学科に関する本を読む
2.新聞等で関連する記事のコピーを取っておく
3.友人や教師と出題されそうなテーマを予想し、議論する
4.日々のニュースから自分で問題点を見つけ、それに対する自分の意見を考えてみる

 

書く力は読んだ本の量に比例する、とも言われています。
本をたくさん読み、普段から様々なことに問題意識を持つことが大切だと言えます。

おすすめの書籍

小論文の参考書をいくつかあげておきます。

 
 

『「考える」ための小論文』
(西研、森下育彦 著 / ちくま新書)
  → この本は大学入試に対応できるようになるだけでなく、
    教養を身につける第一歩になるかと思います
 

『吉岡のなるほど小論文講義10
―書き方の基本からビジュアル課題まで』
(吉岡友治 著 / 桐原書店)
  → 思考のプロセスと文構造の作り方に
    重点が置かれています

 

『出口小論文講義の実況中継
―大学入試 (1)(2)』
(出口汪 著 / 語学春秋社)
  → 物の考え方、解く力を分かりやすく
    噛み砕いて説明してあります

 

『合格小論文の書き方 』
(マイセレクト 受かるシリーズ) (湯浅俊夫 著 / 旺文社)
  →論文を書くには、まずは形式を学ぶことが必要で
   あるとし、大構造、中構造、弁証法などについて
   書かれています

 

『最速仕上げの 医歯薬系小論文』
(メディカルVブックス) (森崇子 著 / 学習研究社)
  →市販薬と医薬部外品との危険性の解説やそれぞれの
   データ表が記載されており、薬や化粧品、洗剤等の
   問題点が書かれています

ロジカル頭脳体操

小論文では、筋道立てて物事を考えていく、論理的思考が必要となります。

 

その論理的思考を、ゲーム感覚でトレーニングできるサイトがあります。

 ↓ 

ロジカル頭脳体操   (Benesse マナビジョン

 

問題数は少ないですが、息抜きがてらに挑戦してみてください。

小論文を書く心構え

小論文に限らず、文章を書く際の心構えは大切です。

具体的には、読み手を意識して、第一印象の良い文章を書くことが重要になります。

 

そして、文章での第一印象の良さとは、読みやすい字であることと言えるでしょう。

 

小論文の採点を行うのは人であり、採点者は膨大な量の小論文を読み、評価しなければなりません。

そのため、読みやすい字で書く、ということはとても大切です。

上手でなくても、丁寧に書けば、それはきちんと相手に伝わります。

 

また、曖昧なな表現を使うと、あなたの考えが分かりにくくなってしまいます。

小論文は自分の意見を述べる文章なので、言い訳がましいことは書かず、自信を持って論じましょう。

 

読み手に分かりやすく、自分の意見がはっきりとした小論文が書けるよう、意識してみてください。

 

 

志望理由の書き方

志望理由は、基本的に「大学で学ぶこと」を中心に考えましょう。

キャンパスの環境の良さ、在学生の印象等を盛り込んだとしても、あまり大学に対してのアピールにはなりません。

 

また、次のような根拠を提示することが大切です。

 

1.当該学部学科で学ぶことの必要性

   →自分の将来像と現状とのギャップなど

 

2.同様な学部学科を持つ他大学との差別化

   →学内制度の特色、カリキュラムの特徴など

 

 

同じような大学、同じような学科学部がある中で、なぜ、その大学のその学部学科を選んだのか、なぜ他の大学では駄目なのかを、しっかりと伝えましょう。

さらに余裕があれば、自分の過去の実績、能力、大学への貢献可能性などの自己アピールを加えると良いでしょう。

 

慶應義塾大学の小論文の傾向

基本的には、文章読解型小論文で、長大で難解な課題文が出題される場合が多いです。

さらに、課題文を正確に読解しなければ論点が定まらず、小論文が作成できないという出題形式が採用されています。

 

また、学部によって字数や形式が異なるため、各学部ごとの対策が必要です。

 

以降の記事で、経済学部、法学部、文学部の傾向について説明します。

慶應経済学部の傾向

慶應経済学部では、比較的容易な課題文が多く、実務的、具体的な内容が多いと言えます。

そのため、読解にはあまり苦労しませんが、テーマが多岐にわたり、出題を予想するのは困難と言えます。

 

また、表・データ分析型小論文の場合もありますが、表・データがシンプルなものが多いため、分析はあまり難しくありません。

課題文の内容をきちんと踏まえた上で、大体の傾向を読み取り、必要に応じて解釈しましょう。

 

字数は300~600字前後とあまり多くはありませんので、設問条件に従い、簡潔に自分の意見と根拠を述べましょう。

 

慶應法学部の傾向

慶應法学部の小論文では、人権や統治機構などの憲法上の諸問題に帰した論点が多く見られます。

例年、文章読解型小論文が出題されますが、例えば、「筆者の意見の抽出」、「課題文の要約」 など、設問条件は多岐にわたり、答案の構成は様々です。

 

字数は1000字と長いため、他学部の出題以上に構成力、文章表現力が必要となります。

また、課題文の難解さ、抽象的な論点、設問条件の複雑さを考えると、慶應小論文では最高レベルと言えます。

 

課題文を的確にまとめ、正確に論点を設定し、設問条件に忠実に書くことが大切であり、まさに、正統派の出題だと言えます。

慶應文学部の傾向

慶應文学部では例年、独特な表現が多用されるような、難解な文章が採用されています。

そして、「自己と他者」、「文学の定義」といった、文学部特有の論点が取り上げられる事が多いです。

また、論点の難しさに対して、字数が500字前後と短いことに注意が必要です。

 

筆者の意見を的確にまとめ、自分の意見と根拠を示すシンプルな小論文が求められるでしょう。

 

 

国立大学後期の小論文

国立大学の前期試験が終わってから、後期試験の小論文対策を行うという場合、間に合うかどうか不安に思うかも知れません。

しかし、すぐに始めれば十分に間に合いますし、もしくは、前期の結果を見てからでも、どうにかなるかもしれません。

 

その根拠は2つあります。

 

1.国立後期の小論文は、文章読解型小論文である場合がほとんどだが、国立前期の受験者の多くは、すでに必要な読解力を身に付けている

 

2.国立後期でも、小論文自体のレベルはそれほど高くはない

 

多くの受験生はしっかりとした対策をしていないため、一定の発想法や書き方さえ身につけることができれば、合格の可能性は大いにあるでしょう。

 

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